あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外に漫画も

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

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2018年 ‧ ファンタジー/SF ‧ 2時間 17分

原作はフランスの人気コミック「ヴァレリアン&ロールリンヌ」を「レオン」のリュック・ベッソン監督が実写化。結構な話題作となると思われたが、蓋を開けてみれば、評価は低く興業的にも大失敗したと散々な言われようで、恐る恐る鑑賞した結果...普通に自分としては面白かったのだが…はて!?


ストーリーは、西暦2740年を舞台に銀河パトロールする連邦捜査官のヴァレリアンとローレリーヌ銀河の運命をかけたSF活劇。


圧倒的な映像美と世界観とあらゆる種族が共存する“千の惑星都市”アルファの様々な宇宙人達などユーモラスで魅力的であり、流石スターウォーズに影響を与えただけある作品で、何処かしら似てると思ったのも頷ける。他にもジョン・カーターの世界観や雰囲気も纏ったような世界観を見事に作り出したのは、「フィフス・エレメント」を作り上げた監督だけあるリュック・ベッソンならではといったところだろう


ストーリーに関しても!詰め込みすぎや、要らないシーンなども沢山あって中だるみしてカットしろなどという声もあったそうだが、自分としてはこの世界観はまさに大好物であったが為に、ずっと見ていたいと思ったほどなのだが、見る側によって様々な意見もあるのも映画の面白いところであり、若干理解されないのが残念であった。


自分なりに気にはなった点としては、主役の2人が若すぎて設定と合ってないようにも当初は思ったのだが、見ていると次第にマッチしてたりする部分も含めて、終盤で2人の決断でのシーンは上手いと思わせられた。


ギャグ要員のようなキャラクターから、途中沼の化け物や様々な宇宙人と出くわしながらも成長を見守るのも楽しく!米国のトランプ大統領を皮肉っているかのような表現など憎い演出もあり(笑)何よりも2人の掛け合いややり取りは印象的で、ベッソン節の濃厚で濃密な世界観は圧巻で自分的にはかなり好きな部類の作品となる1本であった。


クライマックスはやっぱり、リュック・ベッソンだなぁ~~~っと思える。「フィフス・エレメント」を思い起こさせるようで、知ってる人ならばニヤリとしてしまうラストであった(・∀・)ニヤニヤ...


しかし、これはやはり劇場で見るべき作品だっただけに非常に惜しいことをした( ˙灬˙ ก)ウーム