あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外のことも

JOKER

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2019年 ‧ ドラマ/スリラー ‧ 2時間 2分

fansvoicejp試写会にて!

スゴい映画を観たあとは、言葉と疲労感と余韻が混同するもので、このJOKERという物語はまさにそれに等しい作品である。


ハンマーで頭を殴られたかのような衝撃とホアキンのJOKERはこの世の何処かに存在してるかのような、迫真と怪演なる演技は終始、観ている者の心臓をえぐり出され見せつけられる禍々しさを感じた。


狂気に満ちどこか美しく滑稽、そして切ないJOKERの姿はロバート・デニーロが演じた「タクシードライバー」のトラビスを彷彿とさせ、本作の元ネタとされたこれまたスコセッシ監督の「キング・オブ・コメディ」からのオマージュもとあるシーンで至る所で見かけ、大道芸人で孤独な男アーサーとコメディアンのパプキンに共通する笑顔と妄想。キャラクターとしては対比してる双方の描かれ方も本作の監督で「ハングオーバー」でコメディを得意としてたトッド・フィリップス監督ならでは、タクシードライバーで有名な額に手で銃の形作りバーンとする仕草もある種、この映画でJOKERへと変貌する引き金となっている部分も非常に興味深かく、今作でたまたまなのか?出演して、コメディ番組のテレビショーで司会役を務めるロバート・デニーロとスコセッシへの恋文の様な沢山の敬意と愛を感じざる得なかった(笑)


·····がそれだけに留まらず。

JOKERというキャラクターを現代社会でリアルに蔓延し誰しもが持ち合わせる。弱さや孤独、苦しみ、貧困、差別、未来への不安等。社会の抱える闇への落とし込み浸透させ訴えかける力は生半可ではなかく確信に迫り鬼気迫るものさえも感じさせられた。その点ではダークナイトヒース・レジャーが演じたJOKERと重なり、バットマンという物語があることも根底に描かれている点でホアキン・フェニックスジャック・ニコルソンヒース・レジャーという名優たちが演じてきたJOKERの歴史の1ページに加わったことは間違いなく、新たなJOKERへの新たなる解釈から土台となった作品「キングオブコメディ」「タクシードライバー」「バットマン」「ダークナイト」全ての要素を上手く融合させ、新生キングJOKERを誕生させたトッド・フィリップス監督に心から賞賛を贈りたい!


この作品を観たものは、幾度となく想像を何倍も超えてくる波のように凄まじい衝撃と衝動の連続に胸が張り裂け、高鳴るような痛みをリアルに感じ。社会の闇に埋没し悲劇と喜劇の混沌とした世界で産声を上げたキングJOKER誕生の瞬間を目撃することとなるだろう!

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黒歴史2

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JOKERの予告で混沌とした現代を舞台にしたテーマで過去に自分もバンドをやっていた際に、作った黒歴史的歌。「時代の後で...」と多少繋がる部分があったので久しぶりに黒歴史を開幕しようかと!社会性をテーマに訴えかけた内容にしたかったが、今見返すと痛々しい限りである(笑)

 

「時代の後で...」

事件があった場所に今は恋人同士の待ち合わせ場所

みんな忘れてしまってるんだ

なかったことになっていくんだ


あの日の事も今じゃ過去の出来事に

当事者は今も覚えて第三者は傍観者

 

時代の後で何が残るんだ

幸福を楽しむ声の影で

鳴いてる声があること誰か気づいて

過去の事など直ぐに忘れ終わった事には無関心

止むことはない病むことをやめない

現実が喜劇でどうする

 

あの日から間もなく何年が経とうとしています。

流れる言葉は忘れさせようとしているんだ

過去の一部だときこえるんだ


毎日の様に飛び交う報道に錯乱し麻痺

否応なく塗り潰される現状がこの世界


時代の後で何が残るんだ

餓鬼に欲に溺れた人の闇

何回の惨事を目にして目を覚ます

時代の後で後悔する自分自身を呪えば良いのか

繰り返さないよう風化させないよう

現実が悲劇でないよう


時代の後で何が残るんだ

幸福を楽しむ声の影で

鳴いてる声があること誰か気づいて

過去の事など直ぐに忘れ終わった事には無関心

止むことはない病むことをやめない

現実が喜劇でどうする

翔んで埼玉

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2019年 ‧ ドラマ/コメディ ‧ 1時間 47分

当初は予告見て絶対劇場で観ない作品だわこれと思っていた時期が私にもありました。しかしまさかの大ヒット、流行りものに弱い赤足は見事に観に行ったのです。


漫画「パタリロ」の作者原作の埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を舞台に、東京都知事の息子と埼玉出身の転校生の県境を超えたラブストーリーで展開する

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当初予告で、壮絶なdisり合い合戦の茶番劇かと思いきや、壮絶な地元愛に溢れた作品であり、ご当地あるあるからの東京に対する恨みつらみそして飽くなき憧れと、その近県とのライバル感むき出しの関係性やなんかも見てて面白かった。そして、馬鹿なことを本気でやろうとする大人達の姿には最初は馬鹿にしつつも、後半は不思議な感動が込み上げてきたものだから驚いた!きっと島国根性という環境に暮らしてきている日本人なら誰でも、共感出来るネタだからこそ、まさかのロングラン大ヒットとなったに違いない、そして虎視眈々と日本全国並びに世界埼玉計画が進められているという恐ろしさも知ることとなったこの作品!ラストのはなわが歌う埼玉の歌に全て持ってかれた気がした。特にご当地キティちゃんが名物何もないからって、動物のサイ🦏の格好をして玉に乗って埼玉

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の語呂合わせは何とかならなかったのかと思うばかりであった(笑)


今作で今まで主に目立った作品がなかったGACKTの代表作ともめでたくなった!そして、告知ポスターの二階堂ふみ演じる壇ノ浦百美キャラの台詞「埼玉県民にはそこら辺の草でも食わせておけ!」も他県では別バージョンにのご当地化され、当時地元で観た長野県民のワイのところでは、「長野県民にはそこら辺のタンメンでも食わせておけ!」

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であった(笑)ほかの県はどっだったのか気になる次第のご当地愛に溢れた娯楽エンターテインメント作品である。

JOKERを観る前にオススメしたい作品

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6月以来、なかなか仕事やプライペートが忙しくて試写会に応募する機会も減って気が付けば9月にそんな中で来月公開される話題作となっている作品「JOKER」に期待をかけ応募したところ、期待する感想がウケたのか!?当たった!

 

JOKERみる前に元ネタとなった

キングオブコメディ

コメディアンのパプキンの狂人ぷりが伺え、コメディとして仕上がってはいるが、その背後に蠢く、不安や禍々しさが時折顔を出す部分はJOKERとどう繋がるのか?

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関連する作品で

タクシードライバー

大道芸人からJOKERになる過程を描くあたりで、社会の中で埋没していく孤独な男の絶望の果てはタクシードライバーデニーロを彷彿とさせると思わせる。モヒカンがタクシードライバーなら、メイクはJOKERという点も似ている。

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ダーティハリー

ダーティハリーは一作目に出てくる

スコーピオンという犯人が動機も行動も不明で何を考えているのか分からないという点で映画史の犯人としてもJOKERと繋がるとのこともあり鑑賞。

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バットマン

ティム・バートン監督作品でコミカルかつ、アメコミの世界観をバートンが上手く描き、この作品でJOKER演じるのは、怪演で名優のジャック・ニコルソン。原作に最も近い姿とあの笑い方はコミカルで不気味。

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ダークナイト

クリストファー・ノーラン監督作品。それまでアメコミの世界と現実の区別があったが、このバットマンシリーズはリアルに現実世界と目するかのような世界観。特にダークナイトで、JOKERを怪演したヒース・レジャーの鬼気迫る演技は、それまでショーレスとは無縁と思われたアメコミ作品で初めてアカデミー賞助演男優賞を受賞!惜しくも、薬物の過剰摂取で帰らぬ人となってしまったヒース。当初、観た人の感想でヒースJOKERの不可解な行動は理解されずにいた背景は、日本人には馴染みがない宗教関連が影響していると考えられ、欧米では特にヒースJOKERはサタンの考えてと似ており、世界を混沌の中で生きる事こそに悦び生きる糧とした点が類似して賞賛された結果となっている。その点では、日本人なら馴染みのあるデビルマンがモロにその考えなのでそっちで理解した方が早いかもしれない!その部分を踏まえてホアキンのJOKERとどう繋がるのか楽しみである。

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これ全部含めてのJOKERとはどんな人物になっていくのか?ポスター予告、そしてベネチア映画祭での金獅子賞獲得と、期待が日に日に高まり、ハングオーバーの監督がどの様にJOKERというキャラクターを現代社会に落とし込み、訴えかけるのかが凄く興味がわいた。ホアキン・フェニックスジャック・ニコルソンヒース・レジャーという名優たちが演じてきたJOKERの歴史の1ページに加わることは必須。期待しかない!本作品は10月4日から全国公開!

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フリーソロ

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2018年 ‧ スポーツ/ドキュメンタリー ‧ 1時間 40分

クライマーとして有名なアメリカのアレックス・オノルドのチャレンジに迫るドキュメンタリー。彼が安全装置などを使用せずに素手でクライミングする“フリーソロ”で、高さ1キロメートル近い岩肌に挑む姿を活写する。


人間の極限を見た気がした。ロープなしの無謀とも呼べるクライミング、終始手に汗握るその断崖絶壁を前にしたらいかに人間はちっぽけで、蟻に等しい存在とも感じさせられ、生か死か2つの答えを背負いながらも、生に対する執着は無いかのような、長くは生きようとしないスタンス、ただそこに壁があるからと、飽くなき想いと入念な準備でトライ&エラーの繰り返しを測り、ミリ単位という壁のくぼみやコースのクセを自らの身体に染み込ませ感覚で捉えていくシーンの1つ1つに手の汗が止まらなかった。クライミングに対する狂気さ。ピュアさが見る者の心を熱く滾らせ、ひたすらストイックに己の牙を磨く彼の姿は、彼が好きな日本の侍が真剣勝負をする様に気持ちを鞘に込めると言っていたのにもリンクし、常人には真似することが到底出来ない彼の生き様はまるで自分の力で自分の意志の力で人生を切り拓くかの様でその激しさ、狂おしさをここまで生きてきてすべて“自分”でわしづかみにしてきたモノなんだと感じさせられた。彼のルーツや恋人との関係も、ラスト20分のクライミングを見ると感情的になってしまい、息が詰まり、心臓の鼓動と目を背けるなと言わん姿には消えかけていた熱い何かが呼び覚まされ、冷めきった心に熱い何かが込み上げ、より深く生きるという当たり前の日常に対する考え方を改めて見つめ直してみたくなった。

僕のワンダフル・ジャーニー

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2019年 ‧ ドラマ/ファンタジー ‧ 1時間 48分

イーサンから孫のCJを守ってくれとバトンを担ったベイリーがまたまた転生を繰り返しながら、約束を果たすために奮闘した姿を描いている。


前回、見事なまでに王道だがそれを超える、人間と犬が紡ぐ愛で号泣した続編!

今回は前回と監督が変更もあってか、こちらが予想描くストーリーと前作を超えるドラマ感は少し薄まった印象であったが、やっぱりこの手の作品には弱く、ベイリーが紡ぐ無償の愛と一途に人を想いやるやる姿にはグッときた。優しく胸に染み込み見終わった後に爽やかな気持ちにさせられた。そして、劇場を出た後に実家の愛犬(コタ)ももう結構いい歳なのを思い出し、より一層会いたくもっと可愛がってやりたいという気持ちに駆られた。

アス

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2019年 ‧ ミステリー/スリラー ‧ 2時間 1分

ゲットアウトの時もそうだったけど、予告でゾクゾクっと感じさせられ。2回見に行ったけど1回目は仕事明けの2本目に見たため、疲れて物語上重要な部分でウトッてしまい見逃しの2回目でようやく堪能出来たが面白かった!


休暇で海辺にやって来た一家が、自分たちとそっくりの謎の存在と対峙する一家の恐怖を描いたサスペンススリラー。前回のゲットアウトで黒人に対する社会的メッセージ性が込められたタッチで、今回もモロにそれが現れ、現状の社会問題ともなっている。移民と貧民を下地に物語の影に次第に侵略されて、その中心に黒人一家をあてて描くところはやっぱり上手いと関心させられ、劇中影がアメリカ人と吐く台詞もあったりと風刺的なところ描かせたらこの監督の右にでる人いないんじゃないかな(笑)


話の設定で出てくる影(ドッペルゲンガー)都市伝説では会えば死ぬとされる部分や。昔、漫画のドラえもんで読んだ影の話を思い出し、影に生活乗っ取られてみんなが気付かないってのがやはり子供心に根づいてたからか?深層心理的にくるものが多々あったのかもしれない


15Rだがグロさは余りないが、精神的にゾクゾクっとくるあの主役の黒人女性の目を見開いて唇をニヤリとさせる表情や幼少期、娘のあの顔は夜に夢に出てくる位に不気味であったが、狂気を感じる終盤の迫真の演技は震えるほどのものを見た気がした。


地底の影やらの生い立ちや展開説明不足な部分もあって後半は少し駆け足気味で消化不良なところもあって、思ったがこの監督ゲットアウトの時も終盤部分勿体ないっていつも感じるんだよなー!それでも、あの世界が壊れる様に蔓延したラストは好きだったな。


伏線とも取れる冒頭のテレビCMや監督曰く、影が持ってるハサミは物質的にも二面性がある。2つの部分から成り立っているとした点や、ゴキブリを影に与えたといった演出や設定も印象的でどこか不快に感じるところも当てはまり、ラストの息子も最後の描写でもしかして!?入れ替わってるのか?それとも、母親が影と気づいてそのまま受け入れたのかとか、考察すると頭がゴッチャになるがそこもまた計算なのか考えさせられ、あの独特の音楽も世界観とマッチしてたり、物語唯一の癒しは父ちゃんで。あのお調子者で憎めないキャラが和ませてくれたのは良かった。


ホラー映画見たさで見た人は多分、評価は割れそうだろうな?ラストは他のレビューでも見たが、シャマラン的な要素を感じさせ、モヤモヤした気分は残ったものの、自分的にはゲットアウトより好きな作品である。

 

 

あと数日この曲がアタマから離れない( ´⚰︎` )

https://m.youtube.com/watch?v=HSC9cgvtkRs