あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外のことも

アニメ。自分の指針となる言葉

f:id:anmitunradio:20190710020955j:image

アニメ。トライガンをご存知だろうか?

内藤泰弘原作のある惑星の物語で、ヴァッシュ・ザ・スタンピード!懸賞金600億$$という破格かつヒューマノイドタイフーンと呼ばれる伝説のガンマンが織り成す人間ドラマ。絶対に人を殺さずの誓を信念とし苦しみながら、恨まれながらも人を信じ愛するという事を、教えてくれた名作であり。自分の根底の部分で指針となる考えてを教えてくれたバイブル的な存在である。特に、アニメの予告はオリジナルとはいえとても感銘を受けるかの完成度の高さで、今見直しても考えさせ感じることが多い名言の宝物庫である。

 

f:id:anmitunradio:20190710020949j:image

No.1『600億$$の男』
俺達は水の雫、空から降ってきた雨露
この砂の星でジリジリと陽に焼かれ、いつの日か干上がっていく
今は大きな傘の下で存えていても、明日はどうなるかわからない
先の事は神様にしかわからない
俺達は水の雫 空から振ってきた雨露
この砂の星で風に吹かれて、やがて地に染みていく
そして俺達は、この星の糧となる

No.2『TRUTH OF MISTAKE』
言葉では伝えられない物がある
それは人の想いだ
心の中の想いは言霊に宿らない
だが想いを知る術が一つだけある
相手の目を見つめる事だ
少女は俺に嘘をついた
紳士は俺に嘘をついた
だが彼らの瞳を見た瞬間、運命は流転し、真実が解き明かされていく
相手の目を見ればわかる
真実は一つしかない

No.3『PEACE MAKER
過ちを犯した者は自らを責め、心を閉ざす
過ちを正す事はできない
人は過去には戻れない
だから飲む
飲んだくれ、酔っ払い、偽っても隠し切れない思いを酒で薄め、喉に流し込む
銃職人フランク・マーロンはただ酒を飲む
そして、空になったグラスに問い掛ける
「俺は間違っているのか、俺は間違っていたのか」

No.4『LOVE&PEACE』
清算できない過去がある
振り払う事のできない過去がある
心の中に抱いている想いはお互いに同等だ
一人は愛した両親のために
一人は愛した娘のために
引き金に指をかける事でしか、二人の男は答えを出す事ができない
想いを乗せた弾丸が互いに向けて放たれた瞬間、男はただ静かに涙をこぼした
過去が人を縛る

No.5『HARD PUNCHER』
何かを得た時、何かを失っていく
その事実に目を背けて生き続ける事はできない
失った物は元には戻らない
大切な物、かけがいのない物
それを無くさないために必要な物
弾丸の中に込められた揺るぎない決意
男は知っている
黙っていては何も始まらない事を
動き出さない限り変革が起きない事を

No.6『LOST JULY』
想いを抱き続けた年月が長ければ長いほど、人は過去を生きる糧とする
抱き続けた想いが深ければ深いほど、人は過去を美しく磨き上げる
美化された想いは、やがて憎しみへとその姿を変える
前を向いても歩く事ができなくなる
復讐という名の重い鎖が心を縛り続ける限り
悲しみの涙が流れ続ける限り

No.7『B・D・N』
物欲、欲求を満たすために際限なく繰り返される悲劇
征服欲、他人を屈伏させて身震いするほどに得られる快感
その恍惚に身を委ねた男がいる
バト・ラド団のヘッド、光る男ブリリアント・ダイナマイツ・ネオン
彼の両肩にある巨大なダイナモが光りを放つ時、サンドスチームが震撼する
漆黒の闇の中で凄惨な宴が始まる

No.8『そして荒野と空の間を』
罪を犯す者は言う、生きていくために仕方なかったと
罪を犯す者は言う、もう抜け出す事はできないと
罪という名の影が何も語らずにひたひたとつきまとう
悔恨と苦悩が繰り返され、絶望へと行き着く
だが罪人は知らないのだ、振り向けばそこに光がある事を
こんなにも、こんなにも温かく自分を照らし続けている事を

No.9『MURDER MACHINE』
砂漠で出会った一人の男、巡回牧師ニコラス・D・ウルフウッド
彼は笑って俺に言った
難儀な男だ、と
全てを見透かしたような彼の笑顔に、俺は何も言い返す事ができなかった
この男との出会いは運命なのか、それとも神が与えたひとときの戯れなのか
その男の名はニコラス・D・ウルフウッド
砂漠で出会った巡回牧師

No.10『QUICK DRAW』
誰かのために何かをしてやりたいと思う
微笑む事で相手が微笑んでくれればと思う
無償の行為は美しく、善意は人の心を育む
見返りを求めない想いは、人として尊ぶべき事だ
だが、それを維持しようとしてはいけない
無理を続ければ やがてそれは嘘という名の花を咲かせる
人の心を傷つけてしまう刺のある花に

No.11『ESCAPE FROM PAIN』
二者択一
命を与えられた人間が生き続ける中で、避けては通れない別れ道
それが岐路だ
どちらに進んでも何かを失う
どちらに進んでも幸福を見つける事ができない
だが、別れた道は本当に二つしかないのか
違う、進むべき道は無数にあるはずだ
俺達の選ぶべき道は一つじゃない
未来への道は決して一つじゃない

No.12『DIABLO
人には犯してはならない聖域がある
踏み込んではならない悲しみの傷痕がある
その想いを遂げるために生きている者同志が相見える
白いコートを着た男は静かに俺に言った
遂に見つけた、と
お前の命が欲しい、と
その男は暗闇より深き笑みを浮かべた
レガート・ブルー・サマーズ
死神に魅入られた男
ただ静かに

No.13『ヴァッシュ・ザ・スタンピード』
七月八日付け定例報告書
モネブという男が起こした事件から二日目
町の緊張は未だ解けていません
今回、私は改めて思い知らされました
普段彼と接していると、どんどん希薄になっていく認識なのですが…
ヴァッシュ・ザ・スタンピードが人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)と呼ばれる由縁
何故、彼のもとにはこうも大きなトラブルが数多く転がり込むのでしょうか

No.14『LITTLE ARCADIA
前を向いていると見落してしまう事がある
自分の考えを堅く信じ、ただひたすらに走り続けるのは美徳だ
だが、他人の気持ちや想いをないがしろにしていいわけがない
父と母の想いに気づかないまま、がむしゃらに生きたとしても、自己満足でしかない
時には立ち止まるのもいい
しばしの休息であるのなら
人の想いが感じられるのなら

No.15『DEMONS EYE』
人が人を裁く
己の理屈だけで人の命が断ち切られていく
母も父も友も、過去の全てが一瞬にして虚空に消える
それを個人の感情だけで行なうのは、果たして正しいのか
盗賊ロードレックの死体を前に美しき女は言った
何の役にも立たない屑共を大掃除しただけだ、と
ドミニク・ザ・サイクロプスは言った
これは大掃除なのだ、と

No.16『FIFTH MOON』
生と死の狭間で失った記憶の断片
それは傍観への道を示す物なのか
シルバーメタリックの銃が破砕し、右腕が変貌する
過去と人と母と、守ってきた全てと邂逅した瞬間、光がオーガスタを包み込んだ
ヒューマノイド・タイフーン
六百億$$の賞金首、ヴァッシュ・ザ・スタンピード
これが過去の始まり
これが旅の終わり

No.17『レム・セイブレム』
レムは僕に言ったんだ
地球で大好きな人が死んでしまったんだって
仕切り直すためにこの船に乗り込んだんだって
大好きな人が死んでしまったら、どんな気持ちになるんだろう
僕はレムがいなくなった時の事を考えてみた
そしたら、目から熱い水が溢れて止まらなくなった
レム、僕がそばにいるよ
僕は君を一人にしない

No.18『今は、さよなら』
天空に輝き、我々を見下ろす真っ赤に血塗られたあの五番目の月を見よ
そして思い出せ、その男の名を、その男の伝説を
見上げるだけでいい
否が応でもその男の伝説は五番目の月に刻まれている
FIFTH MOONに、ヴァッシュ・ザ・スタンピードの伝説が刻まれている
そして時は満ちる
語るべきは未来へと続くその軌跡のみ

No.19『HANG FIRE』
強い意志は心を奮い立たせる
だが、強過ぎる意志は心の視界を極端に狭めてしまう
家族を失った男の悲しみが憎しみとなり、やがて殺意へと変貌する
男が銃の引き金に指を伸ばす
罪が人を変える
罪が罪を生む
あぁ、でも僕は、それでも僕は信じたいんだ
罪を感じる人の心を

No.20『FLYING SHIP』
辛い事があった時、悲しい事があった時、旅人が思いを馳せる場所がある
それが故郷だ
どんな過去を捨てて旅人が故郷を離れたのか、今はわからない
どんな悲しみを背負っているのか、今はわからない
だが、旅人は自分を支えてくれる物、自分を包んでくれる場所があるから前へ歩き出せる
一歩一歩踏みしめて歩いていく事ができる

No.21『OUT OF TIME』
譲れない物がある
守りたい物がある
どんな苦しみが待っているとしても、立ち上がらなけらばならない時がある
赤いコートをまとった男は再び銃を手にした
これ以上悲しみを増やさないために
これ以上憎しみを増やさないために
遥かな昔、ゼラニウムの花を前にして教えられた花言葉を、揺るぎない決意を胸に秘めて

No.22『ALTERNATIVE
保身、身を守る術
人は痛がりな弱さを露呈し、それゆえに群れを成す
そして、知らず知らずのうちに仲間以外の者を排除していく
だが、排除された者はどうなるのか
朽ち果てた屋敷で身を寄せ合って暮らす子供達に、俺は笑いかけた
今日を生きよう、明日を生きよう、そして明後日も
例えそれが永遠に続く苦しみだとしても

No.23『楽園』
間違いに気づく事
嘘をつかない事
相手を慈しむ事
人を殺さない事
とても簡単な事だ
でも、時代がそれを許さない
この星には緑が無い
僕達は、あの場所を求めているのに
こんなにも求めているのに
そこでは穏やかな日常が続き、争いがなく、奪う事もなく、人が人として生きられる聖地
そう、そこは
その場所の名は……

No.24『罪』
繰り返される悲劇、繰り返される傷み
人の想いはこんなにも強く、そして儚く、もろい
生きる事、生き続ける事、生き抜く事がこんなにも辛い物だなんて
こんなにも苦しい物だなんて
僕は選ばなければならない
選択しなければならない
生と死が交錯するその刹那、僕は人であり続ける事を選べるのだろうか

No.25『LIVE THROUGH』
夢を見たよ、レム
その星では、何もかもが酷く乾いていてね
そう人の心も
僕は遠くからそこで生活する人達を見つめながら、どうして人は生き続けるんだろう、って何度も思うんだ
レム、聞いてレム
僕は間違ってしまった、僕は間違ってしまったんだ
僕は…どうすれば

No.26『こんなにも青い空の下で』
百三十年前あの日、あの時
僕達は生まれてきたよね
穏やかな日々が続き、僕達の後ろにはいつもレムがいた
でも、すれ違ってしまった想いは、生き方を変えたね
後悔はしていないよ
僕はもう一度誓う
人を殺さない事を
人を裏切られない事を
幸せを掴む事を
夢を語る事を
未来への切符はいつも白紙なんだから

 

 

 

存在のない子供たち

f:id:anmitunradio:20190706112653j:image

2019年 ‧ ドラマ ‧ 2時間30分

映画『存在のない子供たち』試写会。上映後監督のナディーン・ラバキー監督登壇によるトーク(Q&A)もあり、とても濃密で素晴らしい時間を体験させてもらいました。


中東の社会問題、貧困、不法移民、児童労働をリアルに切り込んだヒューマンドラマ。主人公の少年が、幾多の困難に向き合う姿を鋭く描く。


冒頭、「僕を産んだ罪」という主人公ゼインの発言で否応なくこの作品に惹き込まれた。自分の出生記録や誕生日さえも知らないまるで、幽霊のような(存在のない子供たち)の主人公ゼインと兄妹。学校へ行くことも許されず、両親には朝から晩まで働かされ、心の拠り所であったはずの妹は11歳という年齢で強制結婚させられる世界。子供の人権など無いに等しい、いや全くないこの世界でゼインという幼き12歳の少年の目線を通じ、明るみになっていく中東の闇の数々。映画の世界だけであってくれよと目を背けたくなるような悲惨な光景に終始。心を魂を抉られつづけた。


ゼインに向けられる大人達からの愛なき仕打ち、貧困による劣悪な国の情勢や不法移民、容赦ない現実からの選択、過酷で理不尽な目に幾度となくあい、心が折れそうになりながらも挫けずに何としてでも生き抜いてやろうとするゼインの姿にはただただ圧倒されるばかり、妹と引き裂かれる場面や、ある決断をせざる得ない時のゼインの悲痛な心の叫びには胸が張り裂けそうになった。主人公ゼインを演じた少年は実際に移民で同じ境遇下で育ち学校へいくこともなく読み書きが出来ない素人を集めたストーリーキャスティングだと聞いた時は、納得がいった。特にゼインの強い目で訴えかける自然体の演技は言葉では伝えられない、人の想いを伝えているかのようで彼の瞳を見た瞬間から、ラストまで運命は流転し、真実が解き明かされ絶望の果て最後にたどり着いた両親を告訴するまでの構成は本当に素晴らしかった。作品としても重いテーマなのにも関わらず。ドキュメンタリーとは異なる、リアルな世界観が見る者の心を震わせてくれる。ラストにはこの作品で唯一ゼインが笑みするシーンがあるのだが、そのシーンは監督曰く、「僕達を忘れないで」笑顔は現実世界でも続いていくという意味合いが込められている。


誰にでも幸せになる権利はあり、環境や経済を笠にそれを蔑ろにしてはいけない、ましてやその存在が自分の子なら尚更だ。子供を持つ親の責任者、子供から愛される資格を持つ親の立場を問うかのように、日本でも育児放棄や虐待等の問題が日常的に流れる昨今。遠い国の出来事ではなく、身近にある問題として捉えるべきなのだ。監督曰く、何もしないのは犯罪と同じ。という言葉は、無知であることの罪、それが子を守る立場の大人が理解せず苦しめるなど許せるわけがなく。社会の構造等も知らぬ無垢な子供達、住む世界が環境が人格等を創りあげるように劣悪な環境で育った子供は犯罪に巻き込まれ、そして繰り返すように負のバトンを受け犯罪に手を染めていく。そうならない為にも子供たちが、心から笑える社会、世界になるための希望あるバトンを我々が繋げていく必要がある。

 


鑑賞後。

ラバキー監督と本作のプロデューサーで音楽を担当した夫のムザンナルさんとお子さん(息子さんと娘さん)を連れてインタビューに応えてくれたのだが、監督さんがお子さんをとても大切にしているのが伝わって映画とのギャップが更に対照的に映りこの作品への監督の揺るぎない心情が痛いくらいに伝わってきた。そして、1人でも多くの人にこの作品を知ってほしいと感じた。

 

f:id:anmitunradio:20190706112708j:imagef:id:anmitunradio:20190706112734j:image

マンボウ

f:id:anmitunradio:20190704233824p:image

2014年人間ドラマ・社会派・1時間40分

堅物漁師が仕事で来た生物学者との出会いを機に変化していく様を描いた物語。ジャケットやタイトルのマンボウという可愛らしく明るい話なのかと、思って観たが中身はなかなかの切ない人間ドラマ。


深刻な漁業問題を軸に貧困層から脱却しようと浮き沈みするマンボウのような中年男性の不器用でも泳いで生きていく姿を描いた作品。


もがき苦しむ主人公と抽象的に描き映されタイトルにもなっているマンボウがリンクし時代の流れと共に変化や適応出来ないものは容赦なく淘汰されていくいわば自然の摂理といわんが如く、空回りし続ける主人公。田舎だけの狭い世界しかしらず殻に閉じこもり八方塞がりの中で出会った最後のチャンスも為す術もなく荒波にのまれ泡となって消えていくかのようなリアルな描写やストーリー見る人によっては、救いもなくただただ暗いと感じるだけかもしれないが、人生の教訓やある一定の年代や現実理想の狭間に居る人にはかなり響く作風に仕上がっているんじゃないかとも感じた。


ラストはヨーロッパ映画らしい感じがなんともにくく(笑)自分的には久しぶりに掘り出し物の作品と出会えたと感じられる作品であった。ちなみにAmazonプライムだけで観れます!

 

ガチ星

f:id:anmitunradio:20190704194328p:image

2018年ドラマ/成長物語 ‧1時間45分

競輪発祥の地である福岡県の小倉を舞台に、元プロ野球選手の男が競輪に挑むさまを描く人間ドラマ。


つい最近、ファブルの監督ってことと前に劇場でみたかったが、上映館数が少なくて敢え無くレンタルまで待ったこの作品。


40手前の元プロ野球選手が人生のどん底から再起を図ろうとする物語なのだが、もう主人公がどうしようもないって程のダメ男で浴びるほどの煙草と酒、戦力外通知、失業、堕落の日々。離婚した息子の誕生日には誘惑に負けパチンコでオケラ状態等。自業自得で同情の余地もないのだが、ここまで問い詰められもうこれ以上はないからの!更に底の底まで堕ちていく主人公(濱島)にもう、これ以上はやめてあげてくれよと心の中で叫ぶほどの清々しいほどの崖っぷち瀬戸際ギリギリ断崖絶壁に立たされる濱島は、この映画のテーマとも言える人生の再起。きっと誰しもに共通するであろう、明日は我が身なんだぞと問われているかでかなり強烈だが自分にも思い当たる節があったりと照らし合わせて見ている自分もいて怖かった。


主人公濱島演じた、安部賢一のリアルなダメ男ぷりや、再起にもがき苦しみ泥臭くも喘ぐ姿には役者魂を感じずにはいられなかった。見終わった後には気になって調べたら、ご本人自身が元競輪選手であった事には驚いたが、あのリアルな競輪シーンを観れば納得であった。周りを取り囲む登場人物もみんなが魅力的であり、競輪学校で結果の出ない主人公を目の敵にするかの様に常に怒号を浴びせる鬼教官!プロになってある事で悩む濱島を何気に気にかけたり、競輪学校で唯一濱島を慕う同期や知人でラーメン屋のマスターなどみんな人間味溢れてて良かった。そして、競輪学校1の天才と呼ばれ、何かと濱島と因縁と明かせない過去背負ったライバルとして奮闘する久松とのやり取りも男の戦いで熱く印象的であった。


ダメであった自分自身を見つめ直し、徐々に奮起し再生して生まれ変わろうとしていく濱島の姿にはグッとこみ上げるものが確かにあり、最後にはあれほどダメで同情の余地もなかった濱島の生き様を見届け応援したいと思ってしまうほどに、ある種パワーを貰えるかのような作品であった。でも、終始見ている側はかなり精神的と体力を削られる位の映画なのでご用心を(笑)

プロメア

f:id:anmitunradio:20190704091354p:image

2019年 ‧ ファンタジー/アドベンチャー ‧ 1時間 51分

天元突破グレンラガン』シリーズやアニメ「キルラキル」の今石洋之監督と脚本の中島かずきが再び組んだ劇場版アニメ。炎を自在に操る集団によって危機に陥った世界を舞台に、主人公と宿敵の戦いが描かれる。


遅くなったが、そのうち見に行けるやと思ってたが、Twitterのフォロワーさんの感想ツイートの熱に宿されやっと鑑賞出来た!


天元突破グレンラガンアやキルラキルの監督と脚本コンビという事もあり、2つの作品が見事に合体融合したようなファンには懐かしい、グレンラガンのネタである。ドリルや主人公の啖呵、キルラキルからは自由に変形する武器やロボットからアクションまで、懐かしくも嬉しい新たなる世界観が構築され


2つの作品を見た者ならば1度で2度美味しいとはこの事だと言わんが如くの見応えと噛みごたのいく仕上がりとこれでもかの怒涛のテンポと少々ネタ詰め込み過ぎやろとツッコミを入れたくなるくらいの胸焼け寸前の内容に、この世界観を知らない人ならばポカーンであるかもしれないが、一度このコンビの熱を知ってしまったならばもう後には退けないのがこの作品の恐ろしい所でも有り魅力なのだ!


キャラクターも主人公のガロ・ティモスはグレンラガンで絶大な人気を博した我らが兄貴ことカミナの風貌と性格を下地にしたような性格で、ヒロインのアイナはこれまたグレンラガンのヨーコをモチーフにしたような感じが見てて受け取れた。それから、この、今石&中島コンビ作品には欠かせない声優の檜山修之も出演していたりとファンサービスを忘れていないところは好感が持て、物語上の設定も大まかはグレンラガン後半の方舟を元ネタに作られたような流れを新たな解釈と設定を組み合わせられ、相変わらずの納得いく脚本の上手さに流石といったところであった。


少々ヲタクネタで、非常にわかりにくいレビューで申し訳ないが(汗)アクションや映像美、音楽から演出迄が画面全体に映え渡ってたっぷりと111分間堪能出来る素晴らしい世界観で今後もこのコンビの作品をアニメや映画といった作品でもっともっと見て行きたいと感じとられる作品である。

ダンスウィズミー

f:id:anmitunradio:20190703011059p:image

2019年コメディ/ミュージカル 1時間43分

今回もフィルマークスさんの試写会でひと足早く鑑賞。


ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などの矢口史靖が監督を務め、自身初のミュージカルに挑んだコメディー。ミュージカルスターになる催眠術をかけられた女性が、ゆく先々で騒動を起こすストーリー。


最初見る前はミュージカルかー。正直、邦画でミュージカルはな~という試写会に応募しておいてこの言い草と気持ちであったが、いざ、映画のフタを開けてみれば幕の内弁当のようであり、尚且つバラエティにもとんだ面白さもギッシリと詰まった。子供も大人も楽しめる「映画の宝石箱や~!(彦摩呂風)」であった!


とある遊園地で、いかにも胡散臭い催眠術師の催眠術にかかってしまった。OLの鈴木静香(三吉彩花)は音楽をひとたび聴けば、身体が勝手に反応して会社だろうが店の中でだろうがお構い無しに宝塚ばりのミュージカルがスタートしてしまうといった、はたから見たらかなり怪しい怪奇ぶり(笑)当の本人も音楽がなり止むまでは暴走状態のハチャメチャっぷり


周りとの温度差やなんかも緩急の付け方や見せ方が上手く笑ってしまい、この辺りは流石ウォーターボーイズやサバイバルファミリーの矢口監督ぽさが滲み出ており、主役で最後まで宝塚歌劇団よろしくを演じた。三吉彩花の華麗なるダンスと歌声やキャラクターにも疲れた心や身体が解され癒された。


道中でひょんなことから一緒に旅をする、やしろ優との当初はダメダメコンビも見ているうちに自然と調和がとれ、ラストはたまらなく愛おしく見えて最&高で終わった瞬間拍手をしたくなったが、試写会ということもあり、そこはグッと堪えるのが大変であった(笑)


日常のシュチュエーションとミュージカルコメディを上手く合致させた。見たことのないような映画であり、コメディとしても楽しめ、日本の北端まで旅をしたりとある種、ロードムービーでもあった。ミュージカル4コメディ6の対比と言ったところで、ミュージカルと毛嫌いしている人でもすんなりと頭をカラッポにして見て楽しめる映画である。


催眠から解き放たれ、現実へと思うが、だが然し!夢の続きを見たくなるような、劇場を出た後についついステップを踏みたくなるようなハッピーでクスッと笑える。魅力万歳のエンターテインメント作品となっている。

7月の試写会

今週は応募してた当選した試写会。2本を見てきます!

今日はウォーターボーイズスウィングガールズ矢口史靖監督作品最新作!8月16日全国公開予定の「ダンスウィズミー」を見に行って来ます!

f:id:anmitunradio:20190702134738j:image

 

もう一本は『存在のない子供たち』見た著名人やなんかが、今年の1番と太鼓を押すほどの海外の現実社会の闇を描いた作品で、こちらも非常に楽しみです!公開は今月7月20日から

f:id:anmitunradio:20190702135129j:image