あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外に漫画も

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

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1993年 ‧ ファンタジー/ミュージカル ‧ 1時間 16分

喰わず嫌いで手を出す事がなかなか出来なかったが、ついに味わうことに成功!

 

クリスマスに魅せられた“カボチャ大王”こと主人公のジャックが、ハロウィン・タウンでクリスマスを再現しようとするのだが...


ストーリーはシンプルでいかにもファミリー向けという感じではあるのだが、所々にティムの遊び心が散りばめられており、シザーハンズ後に作られてのもあってか、雰囲気というか世界観が繋がってるようで、どこかにエドワードが暮らしてたりなんかも想像できたりするのもファンとしては嬉しくもあり面白く楽しかった。


ミュージカル仕立てのストップモーションアニメは凡そ20年前とは思えないできばえ!ハロウィン・タウンに住む住人もダークで可愛らしく憎めない吸血鬼やオオカミ男から魔女やモンスター(ブギーマンの中身以外は)...etc!


やはり、この手の作品を作らせたら右に出るものはいないピカイチのティム・バートンの世界が爆発したファンタスティックでありクリスマス映画と聞かれれば必ず名前が上がるほど定番の意味も鑑賞してみて、なるほどっと理解できる納得の1本であった。


...その他にもティム・バートン作品でストップモーションアニメは幾つかあり「ティム・バートンのコープスブライト」や「フランケン・ウィニー」もこの機会に是非とも鑑賞してみたいと思った。

アナと雪の女王

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2014年 ‧ ファンタジー/ミュージカル・コメディ ‧ 1時間 49分

言わずとしれた名作。姪っ子が一時すごくハマってたりTVでも放送もしてたりとしたが何だかんだで見逃して、結構ブームが過ぎてからやっと見れた作品なのだが...


テンプレのように大絶賛!素晴らしい!傑作だ!興行収入を樹立!全米が泣いた!見る前の予備知識以前に否応なしにハードル上げられ、絶対にいい作品だとあたかも強迫観念じみたマインドコントロールのような感覚で、期待値を上げすぎて正直拍子抜けであった。

 


しかし、まあ楽しめる作品に仕上がって、レリゴーの歌のシーンは素晴らしすぎて、ついつい感情が高ぶりエルサの境遇と歌の力の相乗効果でホロリとさせられた!そして、通常のディズニー作品ならでわの十八番を壊すかのような、男女愛でなく、姉妹愛をゴール地点としたあたりに、今までになかった新しいアプローチと新たなる風を感じるかのようで、これは女性が好きな世界観というのも、ウケたのも納得であった。

 


突っ込みどころでいえばミュージカルのメリハリをもう少しハッキリしてほしかったのと、後半の王子が極端すぎたせいもあり、終盤で失速したのは勿体なかった。

 


だが、その他は映像美含めて言うことなし200点中突っ込みがマイナス5点くらいの作品だったと言える(笑)あと、気になったのがもし性格の違うエルザとアナが逆の立場だったらアナはあの力をどう使ったりするのだろうとか妄想を掻き立ててくれるほどのエンターテインメント作品であった。

ショーン・オブ・ザ・デッド

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2004年 ‧ ファンタジー/アドベンチャー ‧ 1時間 40分

ゾンビ映画なら必ず名が上がるであろう作品。

恋人に愛想を尽かされた自堕落な男・ショーン。落ち込んで泥酔した彼が翌朝目覚めると、街はゾンビで溢れ返っていたからさー大変!


『ゾンビ』(78)のジョージ・A・ロメロ監督作品のオマージュとそれを下敷きに描いた本作、エドガーライト監督の原題の作品へのリスペクトとゾンビに対する愛とも呼べる想いが伝わってくるほどで、ショーン演じるサイモン・ペッグとその親友で太っちょのニック・フロストのゆる〜い感じがなんとも緊張感を感じさせず、いちいち行動や発言や掛け合いや発想がユーモラスで笑え、それに対しての容赦ないグロ描写もケミストリー(化学反応)になっており映画の魅力にひと役かっていた!前半と後半の緩急のうまさも見事であり、ラストも意外であったがホッコリさせられ、ゾンビ映画ならずとも話題や名が上がるのも納得!そして、この作品を見たロメロ監督が気分を良くして製作した「ランド・オブ・ザ・デッド」ではサイモンペッグと監督のエドガーライトがゾンビ役で出演もしているという、サプライズもあり是非見たいと思った。そして、本作でコンビを組んだサイモンペッグとニックフロストのコンビが活躍する「ホットファズ」もかなり面白くてオススメの1本だ!

フロリダ・プロジェクト

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2018年 ‧ ドラマ/コメディー・1時間 55分

見事なポスター詐欺だが、いい意味で裏切られる作品であった。


ディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテルで、その日暮らしの生活を送っている。シングルマザーのヘイリーと娘ムーニーに起こる出来事を、リアルに描いた物語


冒頭から流れるポップで80年代風の曲と子供たちのあどけない笑い声と爽やかな色合いの映像が重なり相俟って幸せな雰囲気を醸し出している前半、それを裏切るかのような後半からの容赦なく貧困層を映しだしたリアリティある演出と展開にギャップは否応なく感じさせれ呆然とさせられた。そしてそれを優しく見守るかのようなモーテルの管理人のウィレム・デフォーの静かな演技は映えており、それがより一層切なくも感じさせ恰も観客目線とリンクする部分も監督の計算だったかのようにも(笑)

 

無邪気に悪戯やその日、その日を楽しく過ごす子供たちの姿は、そこで実際に生活している子供を見てるような自然であったが為か、対照的に母親の言動や行動など褒められるものは一切なく人としても最低でどん底のその日暮らしを、周りの人の手助けは当たり前という姿が厄したのか、拍車を掛けるかのように終盤は更にどん底へと転がり堕ち、それに気が付いているようで、見て見ぬふりをする事しか出来ない娘を容赦なく追い込む現実はリアルで見ていて苦しかった。

 

普通の作品ならば、ある種のメッセージ性を伝える為に批判的に誰かを悪者に、誰かを正義として描こうと分かりやすく線引きする図が見えるものだが、この作品にはそれがなく淡々と生活する人達の姿がリアルに映し描かれているだけであったのも印象的でラストも夢と現実の狭間の不思議の国のアリスの国へ迷いこんだアリスのようにも感じさせれ、モヤモヤとさせられエンドロールから聴こえる声にもある種の不気味さを感じさせられた。


見終わった後はリアリストや現実的な目線で作品を見る人にはかなり響く作品になっていたと思え、逆に希望や理想、非現実的を望む考えのロマンチストには賛否ある作品だとも感じた。

グレイテスト・ショーマン

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2018年 ‧ ドラマ/ロマンス ‧ 1時間 46分

冒頭からのシーンはまるで嵐の前の静けさのような雰囲気であり、そこからは一気に嵐が襲い掛かり丸ごと感情を持っていかれ、瞬く間に進むテンポの良い展開とストーリー音楽とミュージカルシーンに心を鷲掴みされるがままであった


映画見て一緒に手拍子したくなったり、テンションが上がるのは久しぶりであった!そして歌とダンスの演出と役者の演技でこうも作品ってのは変わるんだと、練習風景などを映したメイキングを見て出演者の努力には感服した。


一番好きなシーンはバーでバーナムがフィリップを誘うところが最高!BARのマスターらしきおじさんも頑張って必死に合わせてノリノリだったのは笑ってしまったが素晴らしかった!


見終わった後は

スーパーマリオの☆取った無敵状態の

This Is Meヾ(`・ω´・)ゞ状態(意味不明)

となっており映画館を出た瞬間にサントラをポチッた(笑)!

 

ヴェノム

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2018年 ‧ スリラー/SF ‧ 2時間 20分

話題作は確実に上映してくれる抜け目ない地元の映画館で鑑賞!


地球外生命体のシンビオートに寄生されたのを機に、ヴェノムとしての特別な力を身につけたジャーナリストのエディ・ロックの戦いを描いた作品。


MARVELコミックに登場するキャラクターでスパイダーマンヴィラン(悪役)として絶大な人気を誇るヴェノムが主人公のアクション映画!


過去にサム・ライミ監督のスパイダーマン3でもその姿を表してたが、原作とは違い細身であった為か、ファンからは別物とも言われていたが、今回のヴェノムは原作コミックのマッチョでゴッツイ体型と見た目も凶悪で生々しいヴィジュアルは完璧でまさに芸術的であり、ファン喝采!コミックで描かれていた奇抜でどこか抜けていて憎めないアンチヒーロー象も見事に再現されており!


食欲旺盛で暴飲暴食のヴェノムとそれを受け入れるメンタルお化けで調教もこなすエディ(トムハ)のかけあいや夫婦漫才は最高のコンビでコミカルさを挟みつつも、カーチェイスやシンビオートのバトル演出盛り沢山等の要素を絶妙なバランスでまとめあげた手腕はカルト的人気を博した作品、ゾンビランドの監督ならではといったところ!


前半はエディの人間性や内面、人間関係を細かく丁寧に描いており、それが後半になってからのエディとヴェノムの関係性にも深く影響していく様は一種の成長物語とも見て取れ、監督がこの作品のテーマとしても考えていたという"関係性・共生・共存"「俺がお前でお前が俺で」的な特別な関係性や信頼を築いてく流れもラストのあたりでウルっとくる場面もあったりなんかもして、2人の関係はまさしく「寄生獣」や「ど根性ガエル」を見ているかのような、ドタバタ活劇であり。この設定には昔から日本人なら慣れ親しんだ馴染みがあり、すんなりと受け入れられる要素を含めての仕上がりはとても興味深かく素晴らしかった。


ストーリー云々に関しては所々粗も多くツッコミいれたくなるようなところも多々あったが、全体的に異色ではあったものの、ヒーロー作品としても立派に仕上がった映画であり、悪の魅力とヒーローの爽快さが融合し詰まった。今までにない新たなニューヒーローの誕生を目撃した。そしてヴェノムに萌える作品でもあり(笑)続編を期待させるようなラストは否応なしにも期待が膨らみ楽しみで仕方がない!

アントマン&ワスプ

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2018年 ‧ ファンタジー/SF ‧ 2時間 5分

アベンジャーズ/インフィニティー・ウォーにホークアイ含め、出ていなかった間の話で所在不明になっていたアントマンの現在の情報が知れてスッキリ!した(笑)時系列的にはシビル・ウォー後の話の為


アントマン

シビル・ウォー

アントマン&ワスプ

の順に見ることをオススメする☝︎✨


世界観的には前作を超えるであろう、アクションとアントマンの特性(小さくなる)を存分に盛り込み、更にそれを活かした設定やストーリーは本当なら緊迫感あるシーンなのだが、シュールであり物語に上手いこと、緩急をつけ。他のMCU作品と比べるとやはりコミカルなのだが、そこが( ・∀・) イイ!と思わせるアントマンの世界観は健在!


それに加え、新キャラクター達も濃くこれまた、物語に新しい魅力を加え、飽きることなく次から次えとビックリ箱を開けた時の驚きある展開は楽しかったぁ!敵もアントマンの世界観ならでわや、ドラえもんガリバートンネルミクロの決死圏の様な設定やシーンはなかなか見物で蟻🐜✨


アクションもさることながら、人間ドラマでホロりとくるシーンもあわせ持ちかなりエンターテインメント性の高い作品となっていた。特にハグのシーンは何度見てもホッコリさせられるほど大好きになった(*´灬`*)


気になる、アベンジャーズとも繋がる展開は見逃し厳禁であり、唖然とさせられるであろう。定番であるEND後はまぁ...席を立っても立たなくてもどちらでもいいだろう🐜🥁♬