あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外に漫画も

震える舌

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1980年 ‧ ドラマ/ホラー ‧ 1時間 54分

ある日少女が絶叫を上げて倒れ、病院に搬送された。瀕死の娘を救うために、両親は不眠不休で看病を続けるが…。

 

怖い怖いとネットでも噂になり、ホラー物かと思いきや、中身は病になった娘の為、家族一丸となる社会派ホームドラマだったが

・・・兎に角、冒頭から終盤まで重い、重すぎる、娘の発作的動作がいつ起こるかといった行動に次第に疲弊して精神的に追い詰められる夫婦と娘の痛々しい姿はリアル過ぎてかなりインパクトが強く、確かに怖いやトラウマ映画と呼ばれる所以も理解できた。それにしても、子役の子の演技が本当に鬼気迫る迫真の演技で素晴らしかった。

タイトルが不気味で音楽も80年代特有のおどろおどろしい感じがより不気味さを増して演出もお涙頂戴でないのが良かった。そして、破傷風がこれほどまでに恐ろしい怪我と言うか病気とは知らなかく、この当時の公害問題やなんかもあったにしろ、実際に17世紀では悪魔の病気とも呼ばれ、症状のせいで仰け反り背骨を折る位に原因不明で恐れられたのにはびっくりした。

この作品を機に、予防注射は受けようと思った。下手なホラーよりかかなり強烈で当分は脳裏から離れられなく重い作品であったが面白かった(笑)