ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
2006年 ‧ スリラー/ドラマ ‧ 1時間 45分
ワイルド・スピード第6弾(正確には第3弾)
遂に出ました!ワイスピファンがなかった事にしてくれよと願うばかりの問題作!
確かに、時系列的にもX2の後にこの作品を観たら何じゃこりゃ!?ってなるのは納得出来る。しかもメインキャストはハン・ルーを演じたサン・カンしか出てこないというスピンオフ的作品。
ストーリーは、米国で車とスピード狂に飲まれ問題を数々起こして、母国に居られなくなった主人公が、父が住む日本に移り住み、ストリートレースでなし上がって行くといった内容!
日本リスペクトの作品愛も感じたり出来る部分もあるのだが、いかせん日本が舞台だとどーも世界観が狭まって島国なのか?狭く感じてしまう部分と、ドラテクのドリフト、多分頭文字Dが人気という事でかなり活用されていた。キャストも北川景子や千葉真一といった所を使ってるのだが、今までのシリーズを通して見てしまうと何か違うんだよなー!?っと首を傾げてしまう、そして唯一メインであったハンという名キャラクターを呆気なく殺してしまう部分もマイナス点としてはかなり大きかったと言えよう。
ワイルドスピードシリーズとは別の作品として観れば、見れなくはないと思える作品である!
ワイルド・スピードEURO MISSION
2013年 ‧ ミステリー/クライム ‧ 2時間 11分
ワイルドスピード第5弾!
前作で敵対していたホブスが新たに仲間に加わり、彼の要請で英国特殊部隊で世界中で犯罪行為に手を染める巨大犯罪組織を捕まえる代わりに、今までの罪を無罪放免の条件で再び集結したドムファミリー!
敵はオーウェン・ショウ演じるのは美女と野獣や、ドラキュラZEROの名優ルーク・エヴァンズである。このキャラクター今作で今まで敵無しと思われたドムファミリーを尽く嘲笑うかのようで、逆に見ていて気持ちが良かったら!そして、今後にまたまた繋がるキーマンともなるキャラクターなのである。
このシリーズで今回1番の変化があったキャラクターブライアンとミアの間に子供が生まれ事による心境の変化で、平凡で幸せへとこれまで行ってきたスリルある人生の天秤にもがき苦しむ姿は印象的で、これも今後そして不滅の名作となるスカイミッションに繋がる点としては見逃せなかった!ワイスピは基本的に毎回、今後に繋がる布石が出るのもある種、物語の伏線として考えられてるのかと思われる部分も楽しみの1つである。
ストーリーも敵対する光と闇そして、友情と愛家族を土台に前作以上のドラマが織り成し、今回はカーアクションからほぼアクション映画にシフトチェンジしたかの様な怒涛の展開に呆気にとらわれるばかり、然しワイルドスピードに車は必須と思わされるシーンは本家の心を忘れていないと思わされるばかりであった。
そして、公開順なら3作目にあたる、ワイルド・スピードTokyo driftに繋がる作品となっている事にも注目出来るが、個人的には明らかにこれは蛇足だったような気もしてならないが!?シリーズを続けていくには仕方なかったのかと思う部分も多少はあったかな·····
だが、相変わらずのラストでスカッとさせられる展開は待ってましたと言わんばかりで相変わらずのド迫力ある作品である。
ワイルド・スピードMEGA MAX
2011年 ‧ ドラマ/クライム ‧ 2時間 12分
ワイルドスピード第4弾!
前作で投獄運送されるドム救出の為、犠牲を問わないドムファミリー達の救出劇から舞台は始まる。この救出でついに全米全土に渡ってお尋ね者とされてしまう事となったファミリー!
そんな中立ち上がったのが今後のキーマンともなるヤバイ奴ことロック様ことドウェイン・ジョンソン演じるのルーク・ホブス捜査官。そして、1でブライアンと恋敵であった、ビンスも再登場!
今回もカーアクションもさることながら、それ以上にこの作品の大きな魅力とも言える、ファミリーを中心として物語を描いた事が大きな要因となっており、前作で布石として散りばめられたピース(仲間達)が上手く合致し、映画オーシャンズ11のような雰囲気も醸し出す世界観はこれ迄とは明らかに作品の毛色が変わったのも大きいと言えよう
相変わらずシンプルな悪の親玉から大金をかっぱらうといったストーリーと仲間達の友情、そして今回の1番の見所であるラストの今まで誰も見たことがない、思いついても誰もやりはしないだろうかというアホさ加減はある意味、シリーズイチと呼べるぐらいにスカッとする気持ちよさと切なさを交えたカーアクションは素晴らしいに尽きる1本である。
ワイルド・スピードMAX
2009年 ‧ ドラマ/ミステリー ‧ 1時間 47分
Amazonプライムにて、ワイスピシリーズ第3弾!
公開順として、ここで本当はTokyo driftが入って来るのだが、訳あってその作品は時系列にあるネタバレも含めて6作目となっている。
今作で1作目に登場したメインキャストが再び集結!ポール・ウォーカー、ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースターといった面子、ある復習の為にLAに戻ったドムとブライアン相見えるも立場の違う2人は全く立場が異なっており、再びぶつかり合い会う事に!
ストーリーや世界観もスケールが大幅にパワーアップされ、ドミニカ共和国の悪の親玉を倒すべくやり合うと言った内容、そして今後のシリーズで活躍するハンとジゼルといった新しい登場人物もこの作品ならでわのベストなキャストと魅力を兼ね備えており、相変わらずというか、更にパワーアップしたカーアクションや人間ドラマどのシーン1つ取っても素晴らしい選りすぐりの数々と人間ドラマが奏でる交奏曲に聞き惚れそうになるはずだ!そして、友情と愛、家族からのラスト見所となるトンネルでのカーアクションでの臨場感は鳥肌ものである。
今作がある種、今後のワイルドスピードシリーズの土台を形成した章である事が大きな鍵となっており、ターニングポイント的な作品である事に注目して見てもらいたい!そして続編アリアリのラストと今後を繋ぐ布石も痛快でアドレナリン全開で見れること間違いなしである!
ワイルド・スピードX2
2003年 ‧ クライム/スリラー ‧ 1時間 48分
1作目でドムを意図して逃がしたとして、追われる身となったブライアン。前作でも驚異的だったドラテクを活かし、ストリートレースに明け暮れる中その腕に目を付けたアメリカ政府が国際的麻薬組織をぶっ壊す!為に雇い入れることに、そして新たなる相棒と今後、シリーズを通して活躍するブライアンの幼馴染ことローマン・ピアース
今回はバディ物となっており前作とは対照的にシリーズの中でもかなりライトで明るい仕上がりになっている!ちなみにドムは出てこず、トーンダウンかと思いきや、そんな事は無く前作以上にパワーアップっぷりの、冒頭からストリートレース!そして、カーアクションもてんこ盛り!ストーリーも前作よりも更にシンプルにカッコイイ車に乗って悪い奴らをぶっ潰す!(NHKをぶっ壊す!的なノリ)で頭をカラッポにして楽しめることは間違いないない!
バディものとした事で、ブライアンとローマンの掛け合いはまるで漫才を見ているかのような魅力も持っており、今後のシリーズでもこの緩急の良さが活かされてるのは見て取れるので、注目してもらいたい!
今回の見所としては、警察からの追っ手を巻くために倉庫から、これでもかとド派手でシャレた車の数々がウジャウジャと出てくるシーンは痛快であった!そして、前作のヒットで予算が明らかに増えたようなスリルあるシーンの連続とラストのカーアクションとトレイン・スポッティングばりの気持ちよさも相成ってこれまた、スカッとしたい時に見たくなる作品である。
ワイルド・スピード
2001年 ‧ クライム/スリラー ‧ 1時間 47分
ここから、伝説は始まった!
Twitterのフォロワーさんからオススメ頂いたのと、スーパーコンボ(ストIIじゃない)を見る為に2まで見ていたが、かなり前で改めて1作目から見直すことに!
多発する高級車盗難の犯人を調べるべくして潜入捜査官のブライアンことポール・ウォーカーが、天才ドライバーのドミニク通称、ドムのヴィン・ディーゼルへのフォミリーに入り紆余曲折を経ていくと言ったストーリー
オーソドックス乍も、車の知識なんて無くても、なんのそのカーアクションと人間ドラマが光っており
特に主人公ポール・ウォーカーの男前とフェロモンムンムンの色気に、思わずカッコええと呟いてしまうほど、そしてもう1人の主人公ドムことヴィン・ディーゼルの兄貴的存在とドラテクの過ごさはシリーズ通してもNO.1の過ごさ、そして常にクールさを忘れず、他のメンツも一癖も二癖も有りそうな魅力的な登場人物と本気と書いてマジと読む、ストリートレースでの意地とプライドとマシンを掛けてのぶつかり合いは興奮しっぱないである。
特に見所なのは、最初はぶつかり合いながらも次第にお互いを尊重してリスペクトしていくブライアンとドムの男の友情であろう、そしてラストのカーアクションは特に必見のアクセル全開でスピード感とテンポの良さにシビれることは間違いなく、スカッとしたい時に見たくなる作品である!
さらば愛しきアウトロー
2019年 ‧ ドラマ/クライム ‧ 1時間 34分
ロバート・レッドフォード引退作品。
7月のアイコンにしている通り、今月の自分の中の1番の注目作品として楽しみ&引退してほしくないという思いに駆られながら鑑賞。
80年代当時、誰一人として傷つけることなく異色の犯行スタイルで銀行強盗を重ねた実在の犯罪者フォレスト・タッカーをレッドフォードが演じる。
銀行強盗という役柄、重そうなイメージがあるのだが、そこは名優。ロバート・レッドフォード、決して重からず尚且つ、彼が役者として歩んできた岐路や終着点の引退という意味に込められこの作品を選んだ理由も垣間見える。
大人のラブロマンスと80年代風な風景や映像美。小粋なJAZZが織り成す世界観は見事にマッチしていた。見る人によっては平凡で面白味がないと思われるかもしれない作風だが、そこは大人の味をしっかりと楽しむ熟練した年代物のワインを楽しむかの様に熟練したワインのロバート・レッドフォードという最高の役者の勇姿を堪能する為の極上の品なのである。もっと彼の勇姿をずっと見ていたい、味わっていたいと思うが何事にも終わりがあるよう、この作品にも終わりはやってくるのだ。
劇中逃走する彼の姿と警察に捕まりそうになった時にするアクションがあたかも、グッドラックと観客や見る人達に言っているかの様にも見えそこに秘められたメッセージを確かに受け取り感じる事が出来た。
最後の姿はまるで人として、役者として楽しんでいるかで、この作品のテーマとなる人生をどう生きるのかと繋がるところもあり、主人公が終始紳士的で笑顔を忘れず、物語ってきた人生を語る場面や警官から「お前ならもっと、楽に生きられるのに」と問われ「楽に生きるなんて、どうでもいい。楽しく生きたい」と物語る。名言等は、今後の自分の人生にも大いにヒントや指針となる数々を教えてくれたようであった。
自分もいずれ、歳をとり爺さんになったのなら彼の様な紳士としてそして、笑顔で振舞える本物の大人になりたい、そう思わせてくれる小粋で素敵な作品である。