あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外のことも

さらば愛しきアウトロー

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2019年 ‧ ドラマ/クライム ‧ 1時間 34分

ロバート・レッドフォード引退作品。

7月のアイコンにしている通り、今月の自分の中の1番の注目作品として楽しみ&引退してほしくないという思いに駆られながら鑑賞。


80年代当時、誰一人として傷つけることなく異色の犯行スタイルで銀行強盗を重ねた実在の犯罪者フォレスト・タッカーをレッドフォードが演じる。


銀行強盗という役柄、重そうなイメージがあるのだが、そこは名優。ロバート・レッドフォード、決して重からず尚且つ、彼が役者として歩んできた岐路や終着点の引退という意味に込められこの作品を選んだ理由も垣間見える。


大人のラブロマンスと80年代風な風景や映像美。小粋なJAZZが織り成す世界観は見事にマッチしていた。見る人によっては平凡で面白味がないと思われるかもしれない作風だが、そこは大人の味をしっかりと楽しむ熟練した年代物のワインを楽しむかの様に熟練したワインのロバート・レッドフォードという最高の役者の勇姿を堪能する為の極上の品なのである。もっと彼の勇姿をずっと見ていたい、味わっていたいと思うが何事にも終わりがあるよう、この作品にも終わりはやってくるのだ。


劇中逃走する彼の姿と警察に捕まりそうになった時にするアクションがあたかも、グッドラックと観客や見る人達に言っているかの様にも見えそこに秘められたメッセージを確かに受け取り感じる事が出来た。


最後の姿はまるで人として、役者として楽しんでいるかで、この作品のテーマとなる人生をどう生きるのかと繋がるところもあり、主人公が終始紳士的で笑顔を忘れず、物語ってきた人生を語る場面や警官から「お前ならもっと、楽に生きられるのに」と問われ「楽に生きるなんて、どうでもいい。楽しく生きたい」と物語る。名言等は、今後の自分の人生にも大いにヒントや指針となる数々を教えてくれたようであった。


自分もいずれ、歳をとり爺さんになったのなら彼の様な紳士としてそして、笑顔で振舞える本物の大人になりたい、そう思わせてくれる小粋で素敵な作品である。