あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外に漫画も

女囚さそり 第41雑居房

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1972年 ‧ スリラー/アクション ‧ 1時間 34分

さそりシリーズ第2弾!ナミは女囚のボス・大塚たちと隙を突いて脱走を計画。看守たちに追われながら、やがて女囚たちは観光バスを乗っ取り、包囲網を突破しようとするが…。


前作で見事復讐を果たすも捕まり刑務所で他の囚人から隔離され必要以上に看守達からの罰を受けるナミ、今回はほぼ台詞なしで全体を通しても2言3言位であるにも関わらず、相変わらずの眼光の鋭さと存在感は健在であった。前作の敵は元恋人の悪徳刑事に対して今回は、前作でかなり煮え湯を飲まされ続けた刑務所長や看守たちである!前作がかなり濃かったテイストに対して若干マイルドになっており、脱獄犯7人の女囚グループの犯した罪を稲川淳二の怪談の様に読み上げるおどろおどろい罪の数々を聞くと、ナミの犯した罪がなんだか軽く感じられる程の衝撃、特にリーダー役の白石加代子の狂気に充ちた演技はラストまで凄まじく強烈で、完全に梶芽衣子が食われてた感は半端なかった!そして、冒頭でナミを襲った看守への復習で裸に丸太を股間にぶっ刺し無残に殺された姿にはなんで、そうなんるんだよ!っと笑ってしまった。最後まで続く逃亡と権力との戦いと、ラストゴミ島からビルを眺める梶芽衣子の姿は美しかった!