あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外に漫画も

ダークナイト

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2008年 ‧ ドラマ/スリラー ‧ 2時間 32分

JOKERを見る前にオススメしたい映画5作品!


映画JOKERを観る前にJOKERの土台となった過去作品を予習してから、入るとより一層楽しめるんじゃないかと思い、試写会の一日前に5作品観てやり過ぎたと後悔すること山の如しの赤足。んで、


1作目にオススメ観たのは「ダークナイト


クリストファー・ノーラン監督作品。それまでアメコミの世界と現実の区別があったが、このバットマンシリーズはリアルに現実世界と目するかのような世界観。特にダークナイトで、JOKERを怪演したヒース・レジャーの鬼気迫る演技は、それまでショーレスとは無縁と思われたアメコミ作品で初めてアカデミー賞助演男優賞を受賞!惜しくも、薬物の過剰摂取で帰らぬ人となってしまったヒース。


当初、日本では観た人の感想でヒースJOKERの不可解な行動は理解されずにいた背景は、日本人には馴染みがない宗教関連が影響していると考えられ、欧米では特にヒースJOKERはサタンの考えてと似ており、世界を混沌の中で生きる事こそに悦び生きる糧とした点が類似して賞賛された結果となっている。その点では、日本人なら馴染みのあるデビルマンがモロにその考えなのでそっちで理解した方が早いかもしれない!


ストーリーもシリーズの中で最高傑作と言われる位に重くそして濃密で混沌としたゴッサムシティの中で自由に振る舞うJOKERの姿はまさしく玩具を手にした子供のような無邪気さと狂気に満ちた悪魔と言っていいほど、そして正義の為にJOKERを殺すことが出来ないバットマンと、バットマンに殺されたいJOKERという2人のキャラクターの対比ともとれる白と黒、表と裏のような表裏一体の攻防もラストまでジリジリと焼き尽くすかのようで、徐々に浸透されていくJOKERのカオスの世界にバットマンまでもが正義という行いに対する考えに疑問を持ちそれでも、十字架を背負ってバイクでトンネルを抜け暗闇とライトの中に消えていくバットマンの孤独で孤高な姿は映画史に残る素晴らしいラストとなっている。