翔んで埼玉
2019年 ‧ ドラマ/コメディ ‧ 1時間 47分
当初は予告見て絶対劇場で観ない作品だわこれと思っていた時期が私にもありました。しかしまさかの大ヒット、流行りものに弱い赤足は見事に観に行ったのです。
漫画「パタリロ」の作者原作の埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を舞台に、東京都知事の息子と埼玉出身の転校生の県境を超えたラブストーリーで展開する
当初予告で、壮絶なdisり合い合戦の茶番劇かと思いきや、壮絶な地元愛に溢れた作品であり、ご当地あるあるからの東京に対する恨みつらみそして飽くなき憧れと、その近県とのライバル感むき出しの関係性やなんかも見てて面白かった。そして、馬鹿なことを本気でやろうとする大人達の姿には最初は馬鹿にしつつも、後半は不思議な感動が込み上げてきたものだから驚いた!きっと島国根性という環境に暮らしてきている日本人なら誰でも、共感出来るネタだからこそ、まさかのロングラン大ヒットとなったに違いない、そして虎視眈々と日本全国並びに世界埼玉計画が進められているという恐ろしさも知ることとなったこの作品!ラストのはなわが歌う埼玉の歌に全て持ってかれた気がした。特にご当地キティちゃんが名物何もないからって、動物のサイ🦏の格好をして玉に乗って埼玉
の語呂合わせは何とかならなかったのかと思うばかりであった(笑)
今作で今まで主に目立った作品がなかったGACKTの代表作ともめでたくなった!そして、告知ポスターの二階堂ふみ演じる壇ノ浦百美キャラの台詞「埼玉県民にはそこら辺の草でも食わせておけ!」も他県では別バージョンにのご当地化され、当時地元で観た長野県民のワイのところでは、「長野県民にはそこら辺のタンメンでも食わせておけ!」
であった(笑)ほかの県はどっだったのか気になる次第のご当地愛に溢れた娯楽エンターテインメント作品である。