JOKERを観る前にオススメしたい作品
6月以来、なかなか仕事やプライペートが忙しくて試写会に応募する機会も減って気が付けば9月にそんな中で来月公開される話題作となっている作品「JOKER」に期待をかけ応募したところ、期待する感想がウケたのか!?当たった!
JOKERみる前に元ネタとなった
コメディアンのパプキンの狂人ぷりが伺え、コメディとして仕上がってはいるが、その背後に蠢く、不安や禍々しさが時折顔を出す部分はJOKERとどう繋がるのか?
関連する作品で
大道芸人からJOKERになる過程を描くあたりで、社会の中で埋没していく孤独な男の絶望の果てはタクシードライバーのデニーロを彷彿とさせると思わせる。モヒカンがタクシードライバーなら、メイクはJOKERという点も似ている。
「ダーティハリー」
ダーティハリーは一作目に出てくる
スコーピオンという犯人が動機も行動も不明で何を考えているのか分からないという点で映画史の犯人としてもJOKERと繋がるとのこともあり鑑賞。
「バットマン」
ティム・バートン監督作品でコミカルかつ、アメコミの世界観をバートンが上手く描き、この作品でJOKER演じるのは、怪演で名優のジャック・ニコルソン。原作に最も近い姿とあの笑い方はコミカルで不気味。
「ダークナイト」
クリストファー・ノーラン監督作品。それまでアメコミの世界と現実の区別があったが、このバットマンシリーズはリアルに現実世界と目するかのような世界観。特にダークナイトで、JOKERを怪演したヒース・レジャーの鬼気迫る演技は、それまでショーレスとは無縁と思われたアメコミ作品で初めてアカデミー賞。助演男優賞を受賞!惜しくも、薬物の過剰摂取で帰らぬ人となってしまったヒース。当初、観た人の感想でヒースJOKERの不可解な行動は理解されずにいた背景は、日本人には馴染みがない宗教関連が影響していると考えられ、欧米では特にヒースJOKERはサタンの考えてと似ており、世界を混沌の中で生きる事こそに悦び生きる糧とした点が類似して賞賛された結果となっている。その点では、日本人なら馴染みのあるデビルマンがモロにその考えなのでそっちで理解した方が早いかもしれない!その部分を踏まえてホアキンのJOKERとどう繋がるのか楽しみである。
これ全部含めてのJOKERとはどんな人物になっていくのか?ポスター予告、そしてベネチア映画祭での金獅子賞獲得と、期待が日に日に高まり、ハングオーバーの監督がどの様にJOKERというキャラクターを現代社会に落とし込み、訴えかけるのかが凄く興味がわいた。ホアキン・フェニックスがジャック・ニコルソンやヒース・レジャーという名優たちが演じてきたJOKERの歴史の1ページに加わることは必須。期待しかない!本作品は10月4日から全国公開!