あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外に漫画も

アニメ。自分の指針となる言葉

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アニメ。トライガンをご存知だろうか?

内藤泰弘原作のある惑星の物語で、ヴァッシュ・ザ・スタンピード!懸賞金600億$$という破格かつヒューマノイドタイフーンと呼ばれる伝説のガンマンが織り成す人間ドラマ。絶対に人を殺さずの誓を信念とし苦しみながら、恨まれながらも人を信じ愛するという事を、教えてくれた名作であり。自分の根底の部分で指針となる考えてを教えてくれたバイブル的な存在である。特に、アニメの予告はオリジナルとはいえとても感銘を受けるかの完成度の高さで、今見直しても考えさせ感じることが多い名言の宝物庫である。

 

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No.1『600億$$の男』
俺達は水の雫、空から降ってきた雨露
この砂の星でジリジリと陽に焼かれ、いつの日か干上がっていく
今は大きな傘の下で存えていても、明日はどうなるかわからない
先の事は神様にしかわからない
俺達は水の雫 空から振ってきた雨露
この砂の星で風に吹かれて、やがて地に染みていく
そして俺達は、この星の糧となる

No.2『TRUTH OF MISTAKE』
言葉では伝えられない物がある
それは人の想いだ
心の中の想いは言霊に宿らない
だが想いを知る術が一つだけある
相手の目を見つめる事だ
少女は俺に嘘をついた
紳士は俺に嘘をついた
だが彼らの瞳を見た瞬間、運命は流転し、真実が解き明かされていく
相手の目を見ればわかる
真実は一つしかない

No.3『PEACE MAKER
過ちを犯した者は自らを責め、心を閉ざす
過ちを正す事はできない
人は過去には戻れない
だから飲む
飲んだくれ、酔っ払い、偽っても隠し切れない思いを酒で薄め、喉に流し込む
銃職人フランク・マーロンはただ酒を飲む
そして、空になったグラスに問い掛ける
「俺は間違っているのか、俺は間違っていたのか」

No.4『LOVE&PEACE』
清算できない過去がある
振り払う事のできない過去がある
心の中に抱いている想いはお互いに同等だ
一人は愛した両親のために
一人は愛した娘のために
引き金に指をかける事でしか、二人の男は答えを出す事ができない
想いを乗せた弾丸が互いに向けて放たれた瞬間、男はただ静かに涙をこぼした
過去が人を縛る

No.5『HARD PUNCHER』
何かを得た時、何かを失っていく
その事実に目を背けて生き続ける事はできない
失った物は元には戻らない
大切な物、かけがいのない物
それを無くさないために必要な物
弾丸の中に込められた揺るぎない決意
男は知っている
黙っていては何も始まらない事を
動き出さない限り変革が起きない事を

No.6『LOST JULY』
想いを抱き続けた年月が長ければ長いほど、人は過去を生きる糧とする
抱き続けた想いが深ければ深いほど、人は過去を美しく磨き上げる
美化された想いは、やがて憎しみへとその姿を変える
前を向いても歩く事ができなくなる
復讐という名の重い鎖が心を縛り続ける限り
悲しみの涙が流れ続ける限り

No.7『B・D・N』
物欲、欲求を満たすために際限なく繰り返される悲劇
征服欲、他人を屈伏させて身震いするほどに得られる快感
その恍惚に身を委ねた男がいる
バト・ラド団のヘッド、光る男ブリリアント・ダイナマイツ・ネオン
彼の両肩にある巨大なダイナモが光りを放つ時、サンドスチームが震撼する
漆黒の闇の中で凄惨な宴が始まる

No.8『そして荒野と空の間を』
罪を犯す者は言う、生きていくために仕方なかったと
罪を犯す者は言う、もう抜け出す事はできないと
罪という名の影が何も語らずにひたひたとつきまとう
悔恨と苦悩が繰り返され、絶望へと行き着く
だが罪人は知らないのだ、振り向けばそこに光がある事を
こんなにも、こんなにも温かく自分を照らし続けている事を

No.9『MURDER MACHINE』
砂漠で出会った一人の男、巡回牧師ニコラス・D・ウルフウッド
彼は笑って俺に言った
難儀な男だ、と
全てを見透かしたような彼の笑顔に、俺は何も言い返す事ができなかった
この男との出会いは運命なのか、それとも神が与えたひとときの戯れなのか
その男の名はニコラス・D・ウルフウッド
砂漠で出会った巡回牧師

No.10『QUICK DRAW』
誰かのために何かをしてやりたいと思う
微笑む事で相手が微笑んでくれればと思う
無償の行為は美しく、善意は人の心を育む
見返りを求めない想いは、人として尊ぶべき事だ
だが、それを維持しようとしてはいけない
無理を続ければ やがてそれは嘘という名の花を咲かせる
人の心を傷つけてしまう刺のある花に

No.11『ESCAPE FROM PAIN』
二者択一
命を与えられた人間が生き続ける中で、避けては通れない別れ道
それが岐路だ
どちらに進んでも何かを失う
どちらに進んでも幸福を見つける事ができない
だが、別れた道は本当に二つしかないのか
違う、進むべき道は無数にあるはずだ
俺達の選ぶべき道は一つじゃない
未来への道は決して一つじゃない

No.12『DIABLO
人には犯してはならない聖域がある
踏み込んではならない悲しみの傷痕がある
その想いを遂げるために生きている者同志が相見える
白いコートを着た男は静かに俺に言った
遂に見つけた、と
お前の命が欲しい、と
その男は暗闇より深き笑みを浮かべた
レガート・ブルー・サマーズ
死神に魅入られた男
ただ静かに

No.13『ヴァッシュ・ザ・スタンピード』
七月八日付け定例報告書
モネブという男が起こした事件から二日目
町の緊張は未だ解けていません
今回、私は改めて思い知らされました
普段彼と接していると、どんどん希薄になっていく認識なのですが…
ヴァッシュ・ザ・スタンピードが人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)と呼ばれる由縁
何故、彼のもとにはこうも大きなトラブルが数多く転がり込むのでしょうか

No.14『LITTLE ARCADIA
前を向いていると見落してしまう事がある
自分の考えを堅く信じ、ただひたすらに走り続けるのは美徳だ
だが、他人の気持ちや想いをないがしろにしていいわけがない
父と母の想いに気づかないまま、がむしゃらに生きたとしても、自己満足でしかない
時には立ち止まるのもいい
しばしの休息であるのなら
人の想いが感じられるのなら

No.15『DEMONS EYE』
人が人を裁く
己の理屈だけで人の命が断ち切られていく
母も父も友も、過去の全てが一瞬にして虚空に消える
それを個人の感情だけで行なうのは、果たして正しいのか
盗賊ロードレックの死体を前に美しき女は言った
何の役にも立たない屑共を大掃除しただけだ、と
ドミニク・ザ・サイクロプスは言った
これは大掃除なのだ、と

No.16『FIFTH MOON』
生と死の狭間で失った記憶の断片
それは傍観への道を示す物なのか
シルバーメタリックの銃が破砕し、右腕が変貌する
過去と人と母と、守ってきた全てと邂逅した瞬間、光がオーガスタを包み込んだ
ヒューマノイド・タイフーン
六百億$$の賞金首、ヴァッシュ・ザ・スタンピード
これが過去の始まり
これが旅の終わり

No.17『レム・セイブレム』
レムは僕に言ったんだ
地球で大好きな人が死んでしまったんだって
仕切り直すためにこの船に乗り込んだんだって
大好きな人が死んでしまったら、どんな気持ちになるんだろう
僕はレムがいなくなった時の事を考えてみた
そしたら、目から熱い水が溢れて止まらなくなった
レム、僕がそばにいるよ
僕は君を一人にしない

No.18『今は、さよなら』
天空に輝き、我々を見下ろす真っ赤に血塗られたあの五番目の月を見よ
そして思い出せ、その男の名を、その男の伝説を
見上げるだけでいい
否が応でもその男の伝説は五番目の月に刻まれている
FIFTH MOONに、ヴァッシュ・ザ・スタンピードの伝説が刻まれている
そして時は満ちる
語るべきは未来へと続くその軌跡のみ

No.19『HANG FIRE』
強い意志は心を奮い立たせる
だが、強過ぎる意志は心の視界を極端に狭めてしまう
家族を失った男の悲しみが憎しみとなり、やがて殺意へと変貌する
男が銃の引き金に指を伸ばす
罪が人を変える
罪が罪を生む
あぁ、でも僕は、それでも僕は信じたいんだ
罪を感じる人の心を

No.20『FLYING SHIP』
辛い事があった時、悲しい事があった時、旅人が思いを馳せる場所がある
それが故郷だ
どんな過去を捨てて旅人が故郷を離れたのか、今はわからない
どんな悲しみを背負っているのか、今はわからない
だが、旅人は自分を支えてくれる物、自分を包んでくれる場所があるから前へ歩き出せる
一歩一歩踏みしめて歩いていく事ができる

No.21『OUT OF TIME』
譲れない物がある
守りたい物がある
どんな苦しみが待っているとしても、立ち上がらなけらばならない時がある
赤いコートをまとった男は再び銃を手にした
これ以上悲しみを増やさないために
これ以上憎しみを増やさないために
遥かな昔、ゼラニウムの花を前にして教えられた花言葉を、揺るぎない決意を胸に秘めて

No.22『ALTERNATIVE
保身、身を守る術
人は痛がりな弱さを露呈し、それゆえに群れを成す
そして、知らず知らずのうちに仲間以外の者を排除していく
だが、排除された者はどうなるのか
朽ち果てた屋敷で身を寄せ合って暮らす子供達に、俺は笑いかけた
今日を生きよう、明日を生きよう、そして明後日も
例えそれが永遠に続く苦しみだとしても

No.23『楽園』
間違いに気づく事
嘘をつかない事
相手を慈しむ事
人を殺さない事
とても簡単な事だ
でも、時代がそれを許さない
この星には緑が無い
僕達は、あの場所を求めているのに
こんなにも求めているのに
そこでは穏やかな日常が続き、争いがなく、奪う事もなく、人が人として生きられる聖地
そう、そこは
その場所の名は……

No.24『罪』
繰り返される悲劇、繰り返される傷み
人の想いはこんなにも強く、そして儚く、もろい
生きる事、生き続ける事、生き抜く事がこんなにも辛い物だなんて
こんなにも苦しい物だなんて
僕は選ばなければならない
選択しなければならない
生と死が交錯するその刹那、僕は人であり続ける事を選べるのだろうか

No.25『LIVE THROUGH』
夢を見たよ、レム
その星では、何もかもが酷く乾いていてね
そう人の心も
僕は遠くからそこで生活する人達を見つめながら、どうして人は生き続けるんだろう、って何度も思うんだ
レム、聞いてレム
僕は間違ってしまった、僕は間違ってしまったんだ
僕は…どうすれば

No.26『こんなにも青い空の下で』
百三十年前あの日、あの時
僕達は生まれてきたよね
穏やかな日々が続き、僕達の後ろにはいつもレムがいた
でも、すれ違ってしまった想いは、生き方を変えたね
後悔はしていないよ
僕はもう一度誓う
人を殺さない事を
人を裏切られない事を
幸せを掴む事を
夢を語る事を
未来への切符はいつも白紙なんだから