あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外のことも

四十九日のレシピ

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2013年 ‧ ドラマ ‧ 2時間10分

去年(2018)の年間映画ベスト10中~自分の中で7位にランクインした「ミッドナイト・バス」伊吹有喜という著者が書いており小説も購入したほどハマった!それ繋がりで他にも映像化されていた作品を知り鑑賞。


亡くなった母が最後に遺した四十九日のレシピに描かれた願いを叶えるため、娘と父、派手な服装の少女(イモ)日系ブラジル人の青年(ハル)の4人での奇妙な共同生活が始まる。


誰にでもいずれは訪れる、大切な人との永遠の別れをテーマに亡き母が遺したレシピを元に、残された娘と父の再生の物語となっている。「ミッドナイト・バス」と少し共通する家族の再生を描いており、こちらの作品はテイストが少し違うが、四十九日の話なのにも関わらず話が暗くなく、イモ演じる二階堂ふみ日系ブラジル人の青年の岡田将生のキャラクターがユーモラスでいい味を醸し出していた。だからといっていい加減ではなくリアルな現実的な部分も確りと扱っており、残された側(父)の思いや気持ち。そしてある事情を抱え実家に戻ってきた娘の事情等。四十九日のレシピをめくる度に分かる母の記憶や思い出や知らなかった一面を知り少しずつ暮らしを立て直し始める父と娘の姿は、数年前に病気で父を亡くした自分と母の姿が重なるようで少し見ていて辛かった!だが...物語ラストのレシピに描かれた“自分の四十九日には大宴会をして欲しい"という、生前の乙美(母)の希望を見つけ、母と関わった人達が家に訪れ壁に書かれた母の足跡帳の空白に皆が思い出を書き記し埋め尽くされたシーンは胸にくるものがあった。そして、劇中で特に印象的だったのは誰かのテイクオフボードになるという言葉でそういう考えもあるんだと生きる上でのこれからのヒントを貰えたかのような気持ちにさせられる作品であった。NHKでドラマ化もされていたのも知らず、映画含めどちらも評価が高いようで機会があればドラマ版の方も是非とも見てみたい。