オーケストラ・クラス
2017年 ‧ ドラマ/劇映画 ‧ 1時間 42分
劇場で見たかったがいつものとおり田舎の宿命を背負って見れなかった作品である。
挫折したバイオリニストが、初めて音楽に触れる子供たちとの交流から、演奏会を目指そうとする人間ドラマ。
最初主人公がクラスの悪ガキどもに嫌気がさし、教えるのを断念しそうになるが、ぶつかり合いながら徐々に距離や信頼関係を縮めて互いを理解してクスッと笑えるようになっていく関係は微笑ましくて主人公含め、子供達の無邪気な姿が輝いていた。そしてずっと見てこなこった自分の内側へと主人公が子供達と通じる事で改めて自分を見つめ直す事で家族や周りとの関係を大切に思いやりを持って接していく変化もとても好印象的であった。音楽作品ではよくある、月並みなストーリーかもしれないが、やはり音楽というものは見えない分、聴いて感じる事が問われ、最後の演奏会で悪ガキだった子供たちが立派な音楽家と自信に満ちた顔で演奏するシーンには圧巻で鳥肌が立ったほどである(笑)きっと映画館で見たのならば自分はスタンディング・オベーションしていたにちがいないっと言えるほどホッコリさせりる作品であった。