きみに読む物語
2004年 ‧ ドラマ/ロマンス ‧ 2時間 4分
身分の差により両親に引き裂かれながらも、初恋を一途に生涯貫き通す極上の純愛ラブストーリーでセピア色のイメージカラーが似合いそうな世界観であり
話はベタだがそれがいいといわんが如くの情熱的に惹かれ合っていく主演の2人の演技は本当に素晴らしいこと、青春時代は時おり「ラ・ラ・ランド」とリンクすると思いきや、ノア役をライアン・ゴズリングだったのをすっかりと忘れていた(笑)
運命の悪戯によって離れ離れになりながらも、7年間ずっとただ一人の為に自分の人生をあそこまでかけれるノアの姿は切ないながらに共感してしまうところもあり、かなりウルッときてしまった。報われないとしても、それでも諦めない心と真実の愛。
終盤紆余曲折を経て再びお互いの運命が交差した瞬間の雪解けのような感情の解放、そしてラストで紐解かれる愛の行方が明かされた時には耐えていたが、号泣は必死であった。
時代背景から、演出、キャストも見事であり、最初はCMで泣ける感動したとのふれこみで、ハードルを無駄に上げるのはよしてくれと思っていたが楽々とハードルを飛び越えて感動が込み上げてくるかのような作品で、見終わった後のジワーっとバブのお風呂で染み込んでくるかの余韻にはしばらくは浸っていたいと素直に良作と呼べる作品である。