あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外に漫画も

ブラックパンサー

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2018年 ‧ ファンタジー/SF ‧ 2時間 15分

アフリカの秘境で産出される世界1硬い鉄の鉱石ヴィブラニウムによって、発展した超文明国ワカンダ。前国王だった父親を失った、ティ・チャラが新たに国王とブラックパンサーのなり国の秘密を守るため世界中の敵と戦う。


やっと、ベールに包まれた陛下の真実を知ることができた(笑)マーベル映画[ブラックパンサー]の時系列は映画[シビルウォー/キャプテンアメリカ]の後の話であると同時に映画[アベンジャーズインフィニティウォー]につながるとされている。


シリーズ屈指の天才トニー・スタークに負けない、技術力を持つ超大国ワカンダ、キャプテンの盾としても使われている世界一硬い鉄ヴィブラニウムの原産など、今後マーベルシリーズに深く関係してきそうな作品であった。前半に登場する王国ワカンダには超近代国家として最新のVFXがふんだんに使われ今まで見たことのない世界観を堪能させてくれ(若干、バーフバリを思い起こした!)見ていてわくわくさせられる。配役も全体が黒人で固められた構成で今までになく異色で新しかった。


ストーリーとしては舞台がアフリカだからなのだろうか?ライオンキングを観ているかのようであり、アイアンマン。キャプテンのオマージュもあり


このブラックパンサーを見てて思ったのが、アイアンマンやキャプテン、ソーなどと違い。今までのどのキャラよりも一層リアリティがあったと感じた。主に物語の下敷きとなっていると思われるのは、過去にあった黒人に対する奴隷や差別や偏見の歴史などの部分も含まれているようで、物語で敵の言い分や計画、国王の解放運動の発言などを考察すると、黒人に根深く残る歴史への本当の解放を描いているようで、その部分が黒人の魂に受け入れられヒットしたのではないか?っと深く考えさせられた。

そしてただのヒーロー物でなく今の時代や世界の情勢に対しての訴えや孤立や壁を作ろうとする国々への架け橋となるような一本でメッセージ性を強く感じた。ラストはアイアンマンを思い起こすかの演出にファンとしては嬉しかった。


しかし、勿体無いことに色々と物足りなさを感じざるを得なかった部分も多々あったのも事実でありそのあたりは次回作に期待したいと願っている。