あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外に漫画も

パシフィック・リム

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2013年 ‧ アクション/SF ‧ 2時間 12分

全世界中のオタクの夢を実現させた作品!


世界各国を襲撃する謎の巨大生命体を倒すべく、人型巨大兵器イェーガーを操縦するパイロットたちの姿を壮大なスケールで活写した作品。


"パンズ・ラビリンス"シェイプ・オブ・ウォーター"の鬼才ギレルモ・デル・トロが日本のロボットアニメや特撮を基盤にオタク心をフルスロットルして製作し、全世界のオタク主に日本と中国のオタク心を刺激しており、敵のモンスターの名前も"KAIJU"=怪獣(笑)エヴァマジンガーZなど色々とロボットアニメのオマージュをしているかのような描写は本当に好きなんだと思われる、正真正銘のオタクとしての拘りも感じ取れた。キャストに日本人の菊地凛子芦田愛菜を起用する所や、吹替版では声優を林原めぐみが担当してたのもあり、もろエヴァを見ているかのようであったのも興味深かった!

肝心の戦闘シーンはロボットと怪獣の戦いが常に夜であり、見ずらかった部分が多少あったのは残念であった。ストーリーは何かのレビューでロボットアニメの最終話3話分をまとめたような映画と言っていたのはすごく納得であったが、この作品は基本、頭を空にして少年心で楽しむ作品ゆえ、粗を探すなんてのは重箱の隅をつつくようなことで無粋であり、怪獣映画とロボット作品を冒涜するようなものである。見終わった後はギレルモ・デル・トロに感謝のありがとうを贈っている自分がいたほど、テンションが跳ね上がる作品であった。唯一悔いが残るとしたならば、この作品を劇場で見れなかったことだけだろう!