あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外に漫画も

シコふんじゃった。

f:id:anmitunradio:20181103184329j:image

1992年 ‧ スポーツ/コメディ ‧ 1時間 45分

社交ダンスブームとなり、社会現象をおこしたった「Shall we ダンス? 」を作った周防正行監督作品。


廃部寸前の相撲部に条件付きで入るハメになった。山本(本木雅弘)当初は嫌々やっていたもののやがて相撲に熱中していく様を、個性的な撲部員達が涙あり笑いありで魅力的に描いた青春作品。


いつも、周防監督作品を見て感じるのが社会的や学校などで、弱い立場の人達を描かせたらピカイチであり、「それでもボクはやっていない」「Shall we ダンス? 」そして、「シコふんじゃった。」はそれにあたる作品かと


キャストで、この頃から独特の存在感を発揮していた竹中直人演じる。青木こと相撲が好きで知識も豊富だが、公式戦では一度も勝ったことがなく、緊張するとお腹P(自主規制)になる体質の情けないながらも、奮闘し"吉原アメリカンチアガール"のくだりは爆笑。相撲部員の中でも1番好きなキャラで次第に自信を持って挑んでいく姿には勇気をもらったものだ。


主役の本木雅弘は若い時はメッチャ男前で、当初は軟弱ながらも敗戦を機に相撲の面白さや、仲間との友情や成長を上手いこと描いており、相撲シーンも当初はカラッきしなのだが、後半の取り組み等は手に汗握る迫力あるシーンの連続でハラハラドキドキさせられたものだ。


最後はシンプルながらにも印象に残る素晴らしいラストで関心してしまいつつ、ホッコリさせられた。