あかあしの足跡

自らの目で見た映画を独断と偏見でぶった斬るブログ!たまに映画以外のことも

怪物はささやく

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2017年 ‧ ドラマ/ファンタジー ‧ 1時間 48分

ジュラシックワールド 炎の王国」である意味、予想の斜め上を行く展開で度肝を抜かせてくれたJ・A・バヨナ監督の作品。


毎晩悪夢にうなされるコナーある夜、彼の前に樹木の姿をした怪物が現われ「おまえに三つの物語を話して聞かせる。わたしが語り終えたら、おまえが四つめの物語を話すのだ。」と告げ、それを境に怪物は夜な夜な現れるようになる。。。


闘病生活の母の病気の悪化、学校でのイジメや孤立etc.かなり重たいテーマを描いた作品であり、そんな現実逃避したいであろう渦中にいるコナーの元現れた怪物はコニーにしか見えず。最初はおどろおどろしいと思えたのだがハテ•́ω•̀)?どこかで見たような姿...!そう、見れば見るほど「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」に登場するグルートをかなりビッグサイズにしたかのような、造形とビジュアルなのだ(笑)怪物が3つの物語を語った後に伴う悲痛な現実やなんかは、コナーにとって試練的なもので、かなり重く苦しく普通なら憎まれるキャラなのであろうが、次第にコニーと心を通わせてく描写でいい奴に見てえてきてしまうから不思議である(笑) 


怪物が3つの物語を語り終えた後に訪れる。最後の審判とコニーが語る4つ目の真実の物語。点と点が繋がり線となって、全てが解き放たれる瞬間は誰にでも重なるようで、静かに胸に染み込んでくるだろう。"怪物"という異物はある種のキーパーソンと物語の案内人でもあり、怪物から少年へもたらされる意味は本作の魅力を最大限に引き出しているとも感じ取れ、重いテーマの中でも、光あるラストは印象的であり大人への一歩を踏み出す少年の心の成長の物語と、母から息子への愛も説いてくれるようにも感じさせ、映画を見終わった後は原作も是非とも読んで見ようかと思わせてくれる傑作であった。